屋根塗装の流れ

仮設足場組み立て

まずは、仮設足場の設置です。仮設足場は高所での安全作業の為、必要不可欠です。足場の良しあしで作業効率も違います。
また、勾配のきつい屋根のお家は、屋根足場を掛ける必要がある場合もあります。
金属製の部材ですのでどうしても大きな音が出てしまう作業日です。ご近隣へは前以てご挨拶・ご説明致します。

足場代を安く済ませるため自分たちで単管足場を組む塗装業者もいますが、単管足場は危険ですし、まともな作業ができません。
餅は餅屋。平塚建装では戸建住宅専門の足場屋さんにお願いしています。
プロの足場屋さんです。手際よく組み立て平均的な戸建住宅でしたら1日で飛散防止シート設置まで完了します。

STEP
1

高圧洗浄

汚れ・苔などをトルネードガン(高圧水流が回転しながら出る強力な高圧洗浄ガン)でしっかり洗浄していきます。
雨樋の泥なども清掃いたします。

汚れた水が飛び散る可能性があるため、お隣が近い面などはブルーシートを張り水しぶきの飛散を防止します。

STEP
2

下地処理

鋼板屋根 ⇒ ケレン作業。サビが発生している箇所はサビを除去し塗料の密着がよくなる様、細かい傷を付けます。状態により電動工具を使用する場合もあります。

スレート屋根(コロニアル・カラーベストなど)⇒ ひび割れや欠損補修です。ただひび割れ・欠損を頑丈に塞げばいいわけではありません。雨水の流れをせき止めないように補修することが大事です。
後の工程でしっかり縁切りできるよう、専用のエポキシ樹脂で補修します。
スレート屋根でも、棟板金(頂上部分を覆う板)や谷部、雪止め等は金属製です。
金属部分は鋼板屋根と同じくケレン作業を行います。

また、板金部分は釘浮きなどもチェックし、雨水が回らないようシール処理します。

STEP
3

下塗り

鋼板屋根 ⇒ 錆止め塗料を塗布します。

スレート屋根 ⇒ シーラーと呼ばれる下塗り材を塗布します。劣化、吸い込み具合に応じて2回塗る場合もあります。

鋼板屋根・スレート屋根 どちらも1液、2液硬化型・遮熱用など、たくさんの種類がありますが、仕上げ塗料に合う適切な下塗り材を使います。

STEP
4

タスペーサー差込み(スレート屋根の場合)

タスペーサーとは、「縁切り」と呼ばれる工程、屋根材の隙間を塗料で塞いでしまわないようにするための部材です。
屋根材の隙間を塗料で塞いでしまうとどうなるかというと・・・
雨水、湿気が排出されず、最悪の場合、屋根下地の腐食・雨漏りに繋がります。

初めて(一回目)の屋根塗装で、縁切りを怠ると次回塗替え時にしわ寄せが来ます。
がっちり固まった塗料を切り、屋根材の隙間を開けるのは大変な作業です。
固まった塗膜を切る際、屋根材が割れてしまったり、疑わしい屋根下地のチェックも必要です。
当然、施工日数・工事代金も掛かってしまいます。
2階、3階の上の屋根なんて、そう簡単に確認できるものではありませんので、工程写真などでしっかり施工報告してくれる業者を選びましょう。

STEP
5

中塗り

中塗りは施主様のお選びになった指定の仕上げ材2回塗りの1回目の塗装のことです。
メーカー指定で中塗り・上塗りが違う場合(フッ素塗料など、中塗りが艶消しの場合もあります。)
もありますが、基本的には同仕上げ材の2回塗りとなります。

屋根材の細かい隙間なども塗り残しの無いように刷毛でしっかり塗っていきます。
外壁塗装と同様に、オープンタイム(塗り重ねまでに必要な乾燥時間)を必ず守ります。

STEP
6

上塗り

上塗りは3度塗りの最後の塗装工程です。
塗り残しが無いことは勿論、スレート屋根の場合は、屋根材の隙間が塗料で埋まってしまっていないか確認しながら丁寧に塗っていきます。

これで塗装工程・3回塗りの塗膜厚ができ、美観はもちろん、材料の機能もフル発揮できます。

STEP
7

点検・清掃

足場解体前に隅々まで点検いたします。屋根の上は足場を解体したら簡単には見ることはできないので何枚も写真と撮ってお見せいたします。

屋根の上に天窓がある場合は清掃いたします。
その他なにかご要望など御座いましたらお申し付け下さい。

STEP
8

仮設足場解体

最後に仮設足場解体です。組み立てより作業時間は短いですが、やはり大きな音は出てしまう事をご了承下さい。

解体後、下回りの清掃・確認などして工事完了となります。

STEP
9
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